修理機種

オメガ、ロンジン、ラドーROLEX、ホイヤー、インターナショナル、ティソ、セイコー、 シチズン
その
、可能な限りどのような時計でも修理いたします。お電話もしくはメールにてご相談ください。


■修理受付方法
当頭に修理する時計を直接お持ちできるお客様に限らせて頂きます。
店頭にて実際に時計を拝見させて頂き、修理費用、修理期間などを詳しくご説明させていただきます。ヒラカワ時計店は、お客様に十分に納得していただけるご説明と修理を心がけております。
※郵送による商品の受け渡しは、輸送中の紛失、振動による故障が生じる恐れがあるため、原則としてはお受けいたしておりませ。ご了承ください。

■所在地
ヒラカワ時計店
〒812-0053 福岡市東区箱崎1丁目34-9 TEL092-641-3324(代)FAX092-641-3324
Eメール:info@watchmaker.jp

まずはあなたの時計を不具合の症状から診断してみましょう。

『時計修理はどこに依頼すべきか?』  

あなたは自分の時計が故障した場合どこに修理を依頼しますか?修理 の依頼先としてはロレックスやオメガ等メーカーの修理部門、小売店、デパート、そして時計修理専門店が選択肢として頭に浮かぶのではないでしょうか。それではこれらの修理依頼先の違いがどこにあるのか見てみましょう。

 まず最初に普通真っ先に思い浮かぶであろうメーカーの修理部門での修理の特徴をあげてみましょう。メーカーはもちろんその時計を製造したところですから、製造 中止から7〜8年くらいまでのモデルであれば機械部品だけでなく文字盤や針などの外装部品までストックしていますので、 お客様のニーズには大抵こたえることができると思います。一般的にメーカーの修理では状態の疑わしき部品は全て交換しますので、その分最終的に割高な料金になることが多いようです。古いモデルや並行輸入品の修理は受け付けないようなメーカーも存在しますので、時計を購入する際はアフターサービスの内容・条件を事前に確認することをお勧めします。

 デパートの時計売り場は電池交換やバンド調整など簡単な修理はその場でやってもらえますが、その他の修理については外注にまわされることが多くなります。その結果顧客と修理の現場の距離ができますので、お客様の細かい希望が時計職人に伝わりにくくなりますし、また反対に時計の状態や使い方など修理の現場からお客様に伝えたいことが届きにくくなります。とは言いましてもデパートは接客に関してはプロですし、高価なもの預ける場合でも安心できるのではないでしょうか。

 時計小売店はお客様との距離が近いことが最大のメリットです。店によっては修理経験の豊富な時計職人をかかえているところもあります。ただ最近は時計店の二代目や三代目が時計修理の知識・経験がないというところが増えているようで、安心して修理を依頼できる店とそうでない店との格差が広がっているように感じます。

 時計修理専門店はその名の通り専門店ですから、色々な種類の時計修理をたくさんこなしているという経験が最大のメリットです。限られたブランドの修理だけを引き受けるわけではありませんので、時計職人の技術レベルも進歩の度合いが早いと言えるでしょう。修理専門店は使える部品は調整や修復をするなどしてできる限りそのまま使うようにしますので、部品を多めに交換するメーカーに比べると修理代が割安ということが多いようです。修理専門店の弱点はメーカーによっては部品供給しないところもありますので、どうしても交換が必要な部品が入手できない場合に修理不可能という場合が出てくるといことです。専門店に修理を依頼する場合は、時計職人の技術力だけではなく部品の在庫が豊富かつ部品の外部調達ルートがしっかりしているところに依頼するのをお勧めいたします。

 以上のようなそれぞれの特色をよく把握のうえ、自分の時計の状態や希望する修理内容により修理依頼先を選ぶのが賢い選択だと思います。


『修理業者と修理受付業の違い』

 かつて賑った商店街などに、今はシャッターが下りたまま、その跡だけを残す時計店は、「時計の修理屋」でもありました。"キズ見"といわれるレンズを目にはめて作業をしていた店主は、接客業というよりは、なんとなく話しかけるのにちょっと気が引ける職人風だったな、と思い出す人もいるのではないでしょうか。

 現在はどうでしょうか?こうした昔の時計屋は軒並み店を閉め、繁華街の専門店では高級時計がズラリと並び、流暢な会話と接客で、1日に何個も数十万円を超える時計が売れています。

 ご存知の通り、高級時計は精密機器でもあります。ちょっとしたことで故障することも珍しくありません。そんなときは、まず時計を買ったところに修理を依頼することになりますが、現在の販売店に、その時計を実際に分解し、修理できる技術者がいることは非常に稀です。外部の修理業者に依頼している場合がほとんどのため、お客様に、その場で正確な診断をすることができないのです。必然的に、どこに不具合が発生していて、どんな作業を施すのかは当然伝えられず、見積もりは余裕を持ってかなり値段を高めに設定することになります。そうしておけば、万が一追加の交換部品が発生したり、診断違いがあったとしても充分カバーできるからです。  丁寧に使用された時計のなかには、オーバーホールの際、交換部品が発生しないこともあり、その場合比較的安い値段で作業が終了することもありす。 状態がよく、手間のかからない時計と、手荒な扱いを受け修理が大変面倒な時計の修理代金が同じというのは、「正直者がバカを見る」というような気がしてなりません。

 当社では、持ち込まれる時計のほとんどを、その場で裏蓋を開封、診断し、見積もりを判断した技術者本人がオーバーホールします。また、接客と技術の連絡が密にできるため、お客様の要望が伝わりやすく、行き違いが起きにくいのも当社の特徴です。

 修理業は、人間にたとえるならば、「医者」であり、修理は「医療」です。より身近に感じられる相手に依頼したい方も多いのではないでしょうか。


『修理可能なアンティーク時計はどんどん少なくなっていくという話』

 通常時計メーカーでは製造中止後7〜8年くらいまでしか時計部品を保管していません。定期的に時計を修理してある時計の場合は、部品の摩耗も少ないのでオーバーホール時に部品交換が必要となる確率は低いのが普通です。しかしメンテナンスを定期的にしていない時計の場合は状況は違ってきます。

 歯車の軸などにさしてある油がほとんどなくなった状態で時計を使い続けると、歯車の軸やそのほかの金属部品がどんどんすり減っていきます。金属部品の消耗が激しい場合は、オーバーホールするだけでは精度を出せないことがよくあり、必要な箇所だけ部品を交換することになります。問題はすべての部品が均一にすり減るというわけではないということです。よくすり減る部品というのは当然修理の ときに交換されることが多くなりますので、 いくつかの特定の部品のみがどんどんなくなっていくというわけです。部品の種類によってはオリジナル部品ではなく旋盤で新たに作った部品で対応することも可能ですが、すべての部品を新規作製できるわではありません。また仮に部品の新規作製ができたとしても、ひとつだけ作るということは費用がかなりかかります。

 このような状況から考えますと、1960〜70年代の時計に関しては「早いうちに修理した方が得」ということが言えるのではないでしょうか。当社では古い機械部品をある程度ストックしていますので、時計の状態が悪くても、部品交換することでなんとかうまく修理できる場合があります。「修理不可能」と言われた時計を何とかして生き返らせたいという方は当社までご相談ください。

『時計の電池交換をバカにするなかれ』

 時計の電池交換は、専用の工具があって、ある程度手先の器用な人なら誰でも出来るものと思われているようです。実際に時計の販売と全く関係のないお店が電池交換を安くやっているのを見かけることもあります。しかし電池交換は少し勉強したくらいで出来る簡単な仕事ではありませんし、下手をすると大切な時計に大きなダメージを与えてしまいかねない危険な作業なのです。

 例えば時計の裏蓋を開けるということは意外と危険をはらんだ作業です。裏蓋の構造により使用する道具も変わってくるのですが、ケースと裏蓋の隙間にコジ開けという薄いナイフのようなものを差し込んで時計のケースを開ける場合があります。このコジ開けがケースと裏蓋の隙間から滑ってケースに傷がつくこともありますし、仮にうまく裏蓋が開いたとしてもコジ開けが機械内部まで滑り込んでしまって、機械部品を壊してしまうことがあります。これまでに当社にと持ち込まれた時計の中にはコジ開けで回路のコイルが切断されているものもありました。

 人がある程度使用した時計というのは汗やごみが時計ケースに付着していますので、力の入れ具合というのはひとつひとつ違ってきます。このように状態がそれぞれ違う時計を確実にキズつけることなく開けるには、数多くの時計を扱ったことのある専門職人の経験が必要になるということです。専門職人といえども人間のやることですから絶対に失敗しないとは言い切れませんが、数多くの修理を経験しているとできるだけ危険を回避するような作業方法を選ぶことができますので、その分安心して修理をご依頼いただけると思います。


■時計・宝石貴金属・めがねのご用命は
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